![]() |
![]() |
![]() |
![]() |
![]() |
| 名前 | シオカラトンボ |
| 分類 | トンボ目・トンボ科 |
| 学名 | Orthetrum albistylum |
| 分布域 | 国内では、北海道から沖縄地方まで広く分布している |
| 大きさ | 体長50~55mm程度 |
| 出現期 | 成虫は主に4~10月頃に見られる |
| 食べ物 | 成虫は昆虫類、幼虫はミジンコや小さな水生昆虫など |
| 越冬 | 冬は幼虫で越冬する |
| ●分布域 ●大きさ・特徴 ●生態・生活 ●参考・その他 |
| シオカラトンボは各地でふつうに見られ、もっとも馴染みあるトンボのひとつとして親しまれている。 「シオカラ」の名前は、成熟した雄の体色の様子から付けられているが、雌は雄の体色とは異なっていて、「ムギワラトンボ」と呼ばれることもある。 シオカラトンボの分布域 シオカラトンボはユーラシアに広く分布しているが、国内でも、北海道から九州、沖縄地方まで広く分布している。 各地でふつうに見られ、湖沼や湿地、河川やため池など、主に低地から低山地にかけてのさまざまな環境に生息している。 シオカラトンボの大きさ・特徴 シオカラトンボは体長50~55mm程で、成熟すると雌雄で体色などが異なっている。 未成熟な内は、雌雄ともに腹部が黄色く、黒い斑があり、その様子から「ムギワラトンボ」と呼ばれることもある。 成長した雄は全体に水色をしているが、成熟すると黒っぽくなり、胸部から腹部前方にかけて白い粉(塩)を吹いたようになる。 その様子から「シオカラ」の名前が付けられているが、雌の体色はそれほど変わらない。 しかし、時には雄と同じような色の雌が現れることもある。 シオカラトンボは一見するとオオシオカラトンボとよく似ているが、オオシオカラトンボの翅の基部には暗褐色から黒褐色の黒っぽい斑があるが、シオカラトンボの翅の基部には斑などが見られない。 また、オオシオカラトンボの複眼は黒っぽい色をしているが、シオカラトンボでは、雄の複眼は青く、雌は緑色のような色をしている。 シオヤトンボとも似ているが、シオヤトンボにも翅の基部には褐色の斑があるほか、成熟したシオヤトンボの雄の腹部は先端部だけが黒くなる。 雌では、シオヤトンボの胸は上面が黄色っぽ色をしているが、シオカラトンボの雌では暗色の部分が多くなっているなどの違いが見られる。
シオカラトンボの生態・生活 シオカラトンボは国内に広く分布していて、もっとも馴染みあるトンボのひとつになっている。 低地から山地までの湖沼や湿地、河川などの水辺の周辺に生息していて、ため池や水路などでも見られ、比較的開けた環境を好む傾向がある。 また、人工池や市街地近郊の公園、住宅などでも姿を見ることができ、シオカラトンボはさまざまな環境に生息している。 成虫は4~10月頃にかけて現れるが、地域によっては3~11月頃でも見られる。 成虫は年に2回ほど現れると考えられているが、羽化した後は水辺からやや離れた森林や疎林、周辺の藪などに移動し、チョウやカ、ガガンボやトンボ類などの昆虫類を食べて成長する。 成熟した雄は羽化水域に戻り、雌を待ち受けて縄張りをつくるようになる。 交尾は地面や植物などの上で行われ、その後、雌雄が連結したままで産卵水域に移動する。 雌は単独で打水産卵するが、その間、雄は周辺を警戒するように飛んでいる様子が観察される。 卵は1mmにも満たない黄色い楕円形のような形で、孵化した幼虫(ヤゴ)は水生で、水の中でミジンコやボウフラなどを食べて成長する。 冬は幼虫で越冬するが、1齢幼虫は10回ほど脱皮したのち終齢幼虫となり、その後、水面から張り出した植物の茎や護岸の壁などに上がって羽化する。 シオカラトンボについての参考・その他 シオカラトンボはヨーロッパを含むユーラシアに広く分布していて、国内各地にも分布しているが、基亜種・Orthetrum albistylum albistylumはヨーロッパなどの西方に分布するもので、国内で見られるものは亜種・O. a. speciosumとされている。 しかし、国内のシオカラトンボも基亜種と同じとする意見もあり、分類については今後の研究が待たれる。 |
||
| ●トンボ科の昆虫ヘ ●このページの上へ |
|