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| 名前 | リスアカネ |
| 分類 | トンボ目・トンボ科 |
| 学名 | Sympetrum risi |
| 分布域 | 国内では北海道から九州まで分布している |
| 大きさ | 体長31~46mm程度 |
| 出現期 | 成虫は主に6~11月頃に見られる |
| 食べ物 | 成虫・幼虫ともに小型の昆虫などを食べる |
| 越冬 | 冬は卵で越冬する |
| ●分布域 ●大きさ・特徴 ●生態・生活 ●参考・その他 |
| リスアカネは、所謂赤トンボの仲間で、成熟した雄は腹部が赤くなる。 各地に広く分布していて、自然が残る池などの周りで多く見られる。 リスアカネの分布域 リスアカネは北海道から九州まで広く分布しているが、ロシア東部や中国北東部、朝鮮半島などにも分布するとされている。 リスアカネの大きさ・特徴 リスアカネは体長31~46mm程で、22~28mm程の腹長がある。 雌雄ともに翅の先にはノシメ斑と呼ばれる特徴的な褐色の斑があるが、体色は雌雄や成熟の度合いによって変化がある。 未熟なうちは雌雄ともに黄褐色のような色をしているが、成熟した雄は腹部が赤くなり、胸もやや赤っぽっくなる。 一方、雌の一部には腹部の背側が赤っぽいものも見られるが、ふつうは成熟しても全体に濃くなる程度で、赤くはならない。 また、リスアカネは、雌雄ともに胸の側面には2本の黒い筋があり、顔に班などは見られない。 一見すると、リスアカネはノシメトンボやコノシメトンボなどとよく似ている。 ノシメトンボとの主な違いは、ノシメトンボはの雄は成熟してもあまり赤くならず、腹部の背側が各節ごとに赤くなる程度で、雌では赤くならない。 また、雌雄ともに、胸の側面に見られる黒い筋はリスアカネのように2本あって平行になっているが、ノシメトンボでは2本とも上縁まで届いているが、リスアカネの中央の筋は、上まで届かずに、途中で途切れたようになっている。 コノシメトンボでは、胸の側面にある中央と後方の黒い筋が繋がっていて、逆「U」字のように見えるが、リスアカネではその様に繋がっていない。 また、リスアカネの雄は全体が赤くはならないなどの違いがある。 ただ、リスアカネでも胸の筋が判別しづらいもの見られるので、その時は、雄では尾部上付属器の先端がはね上がっていないこと(コノシメトンボでは上方に曲がっている)や、雌では交尾器の先が別れていないことなどを調べることになる。 ミヤマアカネとも似ているが、リスアカネに見られる翅の褐色斑は翅先だが、ミヤマアカネの翅の先は透明で、その後に褐色斑がある。
リスアカネの生態・生活 リスアカネは低地から低山地にかけて生息していて、樹木に囲まれた湖沼やため池に多く見られるが、河川沿いの雑木林や耕作地周辺、時には海岸沿いで見られることもある。 しかし、沿岸の湿地から山地の池まで様々な場所で見られるが、リスアカネは流れのある水域よりも池やため池などの止水域に生息している。 また、整備された公園の池などでは見られず、周囲に自然が残り、抽水植物の多い止水域で見られる。 幼虫(ヤゴ)は水棲で、水の中で過ごし、成虫は6月頃から現れ、地域によっては11月頃まで見られる。 羽化した成虫は水辺近くの疎林などに移動し、昆虫類などを食べて成長する。 やがて成熟した雄は羽化した水域に戻り、水辺の近くに縄張りをもつようになり、雌の訪れを待つ。 リスアカネの産卵は雌雄が連結して行うことが多いが、雌が単独で産卵することもある。 この時、雄はしばしば雌の周りで辺りを警戒している様子が見られる。 産卵は、空中から卵を振り落とす打空産卵で、リスアカネの卵は水面などではなく、水のない湖沼周りの土や枯れ草の上に産み落とされる。 卵はそのまま冬を越し、翌年の春になって湖沼などの水が増えて水の中に卵を浸かるようになると孵化して幼虫となる。 リスアカネについての参考・その他 リスアカネは北海道から九州まで分布しているが、北海道で見られるものは別亜種・ヒメリスアカネ(S. r. yosico)とされている。 しかし、同種とも言われているので、これについては今後の研究が待たれる。 尚、和名の「リス」は齧歯目・リス科のリスではなく、スイスのトンボ学者・Friedrich Risの名前に由来している。 |
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